FP3級の勉強時間と独学の進め方
「FP3級は何時間勉強すればいいの?」は、よく出る疑問です。ただ、必要な勉強時間は、金融や税金にどれだけなじみがあるか、1日に使える時間がどれだけあるかで大きく変わります。このページでは、時間の数字を決めつけず、独学で進めるときの「型」を整理します。試験の形や申込の流れはFP3級の全体像にまとめています。
FP3級の勉強時間はどれくらい?人によって違う理由
勉強時間の目安は、教材の会社や合格体験記によってまちまちです。公式の案内には、勉強時間の目安は書かれていません。そのため、このページでは時間の数字を示さず、次の3つの違いで考えます。
- 前提知識:保険・年金・税金・不動産などに、仕事や生活でふれたことがあるか
- 使える時間:平日に何分、休日に何分、続けて確保できるか
- 受検日までの期間:いつ受けるかで、1日あたりに必要な量が変わる
自分の勉強時間は、最初の数日やってみて、1論点にかかる時間を測ると見えてきます。その時間をもとに、受検日から逆算して計画を立てましょう。
まず知っておく:試験の形と合格基準
進め方を決める前に、何を目標にするかをそろえます。学科試験の合格基準は次のとおりです。
- 合格基準:36点以上(60点満点)
試験の分野、時間、問題数はFP3級の全体像に、実技の形式と合格基準はFP3級の実技はどれを選ぶにまとめています。
FP3級の独学の進め方:4つの型
独学で進めるときの流れを、4つの段階に分けて考えます。
- 範囲の全体を見る:分野の名前と、それぞれの大まかな中身をつかみます。細かく覚えようとしなくて大丈夫です。
- 論点ごとに読む:1つの論点を読み切って、そこで区切ります。章をまたいで一気に進めるより、論点ごとに区切るほうが、続けやすくなります。
- その論点の問題で確かめる:読んだ直後に、その論点の問題を解きます。解けなかった問題は、読み直す場所の目印になります。
- 苦手だけをくり返す:全部を何周もするより、間違えた論点を重点的に回します。
教科書を読んで終わりにせず、読んだ論点を問題で確かめる流れが、身につきやすいと考えています。
勉強の順番:学科から実技へ
学科と実技は、別々の試験ですが、中身はつながっています。実技では、学科で学んだ知識を使って、事例の数字や表から答えを出します。そのため、順番としては次の流れが考えやすいでしょう。
- まず学科の範囲をひと通り読み、問題を解く
- 学科に手応えが出てきたら、実技の形式の問題に慣れる
- 直前期は、学科と実技を並べて、苦手な論点を見直す
学科と実技は、まとめて予約することも、別々に予約することもできます。どちらか一方に先に合格した場合の持ち越しなど、申込の決まりはFP3級の申込とCBT予約のやり方にまとめています。
受検日から逆算して計画を立てる
CBT方式では、受ける日を自分で選べます。そのため、まず受検日を仮に決めて、そこから逆算すると計画が立てやすくなります。
- 予約できる期間:日本FP協会:受検日の属する月を含む4カ月前の月初から受検日の3日前まで。きんざい:申込日の3日後以降3か月先の月末まで
再受検のルールや合格発表の時期は、FP3級の申込とCBT予約のやり方にまとめています。
受検日を決めるときは、次の順で考えます。
- 予約が取れる時期を確認する
- 受検日から、直前の見直しの期間を引く
- 残りの期間を、論点の数で割って、1日にやる量を決める
- 週に1回、進み具合を見直して調整する
予定どおりに進まないときは、予約の日時を変えたくなります。日時の変更とキャンセルの決まりは、申込とCBT予約のやり方にまとめています。
法令基準日に合った教材を選ぶ
FP3級には、税金・保険・不動産・相続など、法令にもとづく問題が出ます。出題は、法令基準日の時点で施行されている法令が基準です。日本FP協会の案内では、受検時期ごとの基準日は次のとおりです。
- 日本FP協会の案内:2026年6月1日〜2027年5月22日の受検分は2026年4月1日(2026年4月1日〜5月23日の受検分は2025年4月1日)
古い教材だと、改正前の内容で覚えてしまうおそれがあります。教材を選ぶときは、自分の受検時期の法令基準日に合っているかを確認しましょう。何が改正されたかは、FP3級の法令基準日と2026年度の改正点で整理しています。
出典:日本FP協会 試験日程
スキマ時間の使い方と直前期の復習
社会人が独学で続けるには、まとまった時間より、スキマ時間の使い方が大切です。
- 通勤や休憩のあいだは、1論点だけ読むか、数問だけ解く
- まとまった時間がある休日は、新しい論点を進める
- 間違えた問題は、その場で理解度を記録して、あとで見返す
直前期は、新しい論点を増やすより、これまでに間違えた論点の見直しを優先しましょう。試験時間の中で問題数をさばく感覚をつかむために、一度は時間を測って解いてみるのも有効です。
シカモン FP3級での進め方
シカモン FP3級は、教科書タブで章、単元、論点の順に開き、論点ごとの解説と論点まるみえノートを読んだら、その論点の問題で確かめられるアプリです。学科と実技をあわせて1000問、ノートは300枚あります。
- 進み具合は4色のバーで見られます
- 解説とノートで読んだら、「この論点の問題」から解く
- 理解度(理解できた・ちょっと心配・理解できてない)を記録して、苦手だけを復習する
問題の回答はオフラインでもできるので、通勤や通学のすきま時間に1論点ずつ進められます。各章10問は無料でお試しできます。アプリの内容や料金は、シカモン FP3級の紹介ページで確認できます。
日程や基準は変わることがあります。受検の前に、上に示した公式ページで最新の案内を確かめてください。

